妊娠中の女性が風疹にかかると、胎児にも悪影響を与える非常に怖い病気なのはご存知でしたか?
赤ちゃんや子供はもちろん、妊婦さんも注意したい風疹。
風疹は、毎年春~夏にかけてが流行のシーズンですが、最近では2013年に大流行しました。
風疹が大流行する前に、ぜひ大人も子供も予防接種で予防に努めましょう。
今回は少し前に大流行した風疹について、まとめました。
これから妊娠を希望する人、今妊娠中の人も参考にしてみてください。
1万人の患者数を記録した2013年
約4年前に発生した風疹の大流行。
2013年、風疹の患者数は1万人にも達しました。
その中には妊婦さんも多くいたようで、ますます風疹の予防接種の必要性が報じられるようになったのです。
風疹は、何年かに一度大流行する傾向があります。
2013年に大流行したからと言って、今年は安心…ということにはなりません。
いつ流行るか分からない風疹をもっと理解し、早い段階で予防していくようにしましょう。
妊娠中は風疹の予防接種を受けられない!
実は、妊娠中の女性は風疹の予防接種を受けることができません。
ですので、風疹を確実に予防するには妊娠前に前もって予防接種を受けておく必要があります。
妊娠を希望する女性や、妊娠している可能性のある女性は、必ず予防接種を受けるようにしておきたいですね。
風疹の流行する季節は春~夏と言いましたが、それ以外の季節でも構いません。
妊娠してからでは遅いので、早めに予防しておくことが何より大切なのです。
ワクチン不足が問題になった2013年
2013年に風疹が大流行した際、予防接種を受けようと多くの人が一気に殺到しました。
その結果、ワクチン不足という大変な事態になったのです。
ついには輸入に頼らなくてはならない、という状況になってしまい、風疹のワクチンの確保が甘いという問題点が発覚しました。
海外からも、先進国の中でも風疹の患者数をこれほど増やしているのは日本くらいだという懸念の声が聞かれるようになりました。
風疹の予防接種は妊婦さんの家族も徹底!
今では風疹の予防接種ワクチンは確保されるようになり、病院でも比較的受けやすい状況にあります。
妊娠の予定のある女性は妊娠する前に必ず受けておきましょう。
風疹の予防接種は、妊婦さんだけでなく旦那さんを始めとする同居する家族全員が受けておくのが安心です。
というのも、風疹は飛沫感染でうつりやすい病気です。
家族全員で予防することで、ますます予防の効果もアップします。